最賃下回る月給防ぐ計算ツール 富山労働局・作成

富山労働局(小島悟司局長)は、労働者の月給が最低賃金を下回っていないかを簡単にチェックできるツールを作成した。通勤手当などを除いた月給額、1日の所定労働時間、年間の所定労働日数を入力することで、月給の時間換算額が表示されるもの。地域別最賃の一覧とともに同労働局のホームページ上に掲載し、定期監督や集団指導を通じて活用を促す。

コメント:

最低賃金のチェックは意外と見落としがちで、問題ないと思って運用していたら最低賃金を割っていた、という話はよく耳にします。数年前までは最低賃金は1,000円を下回っていたので、最低賃金の事は気にせずに給与設定してもクリアできていたという感覚で今に至っているという方も多いのかもしれません。富山労働局の作成したツールはとてもわかり易いので、是非活用して最低賃金を下回ってないか確認してみましょう。なお、ツールには「所定労働日数」という項目があるのですが、これは年間の平均の出勤日数のことです。

考え方はいろいろあるのですが、今回の場合でいうと、365日から、年間の会社の年間の休日を引いて、12で割り計算します。年間の休日は暦の関係で毎年若干変わると思いますが、今年あるいは去年の年間休日を用いてみてください。計算結果に小数点以下の端数が出た際は、小数点以下第二位以下の端数は切捨てます。(20.416666…→20.4日)

【出典】

記事タイトル:最賃下回る月給防ぐ計算ツール 富山労働局・作成

機関名:労働新聞社

掲載年月日:令和7年3月3日

Webサイト名:労働新聞社HP

URL:最賃下回る月給防ぐ計算ツール 富山労働局・作成|労働新聞 ニュース|労働新聞社

最低賃金・最低工賃|富山労働局 

参照年月日:2025年3月6日