就業規則の電子申請

昨今各所でDX化が進み、就業規則についても電子申請を行っている方も多いのではないでしょうか。

ただ、いざ電子印が付された控えが戻ってきたときに、労働基準監督署へ持ち込み又は郵送したときと違って、就業規則(変更)届と電子申請で付される意見書以外に電子印が付されていなかった、規則の全ページに電子印が付されていた(一部文字にかかってしまっている)というようなことがあったのではないでしょうか。

労働基準監督署に問い合わせてみたところ、「添付したファイルのファイル名に押印希望と入れていただければそちらに印を付します」とのことでした。

つまり、各種規則・新旧対照表の他に表紙だけを集めたファイルを作成し、ファイル名を「押印希望表紙」などにして添付し申請すれば、そちらに電子印を付してもらえるとのことです。

ただし、全国統一で決まっていることは、電子申請でデフォルトで添付される「就業規則(変更)届」と「意見書」に電子印を付すということだけのようです。

その他のことについては各労働基準監督署でハウスルールのように運用されているようですので、申請前にどういった形でファイル名をつけて添付すればよいか一度各労働基準監督署の電子申請担当に確認していただくことがいいかと思います。

参考:静岡労働局内の労働基準監督署における就業規則等の電子申請の電子押印箇所の統一的な取扱について